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実演販売は口上芸!
2015.02.26
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こんにちは!中嶌です。
すっかりご無沙汰してしまいましたが、久しぶりにブログを更新させて頂きます(^^)
まだまだ寒い日は続きますが、上着に首を竦めていると春の訪れを見落としてしまいますよぉ~♪
そうです!!梅の花が咲き始めました!!
実は、首を竦めて歩いているのは私の話でして、今朝、近所で梅の花が咲いているのを見つけて、ハッとしました。
ちゃんと春が近づいてきてるんですね(^^)寒くて下ばかり見て歩いていたので、周りの変化に気がつきませんでした。泣
桜も迫力があって好きですが、梅の花は、花びらが丸くて可愛いですよね。
江戸時代以降、花見といえば桜の花を見ることとされているそうですが、奈良時代以前に「花」といえば、むしろウメを指すことの方が多かったそうです。家紋や神紋にも用いられるように、日本における梅の歴史はとても古く、みなさんも良く耳にされるかと思いますが、『松・竹・梅』は、三つの等級を表す場合に使われます。
中国では、松と竹は冬の寒気に耐えて緑を保ち、梅は寒さの中、百花に先がけて花を咲かせることから、
松・竹・梅を「歳寒三友(さいかんさんゆう)」といい、それが日本に伝えられました。
三友とは友としてふさわしい「正直な人・忠実な人・多聞な人」を云います。
「松」は厳冬にも落葉せず、断崖絶壁にも良く根を張ることから忍耐強く、真心を尽くす人。
「竹」は節を持った人。また隠し立ての無い正直な人。
「梅」は厳冬に咲く事から、激しい状況でも笑顔を絶やさない人。
梅の歴史を調べながら、弊社で幅広くお仕事をさせて頂いております『実演販売』の歴史についても調べてみました。
梅のお話かと思われたかもしれませんが、今回は実演販売の歴史について少しお話させて頂きます(^^)
実演販売の歴史について
実演販売の歴史は平安時代に遡るほど古く、ある意味、日本の伝統とも言える口上芸(こうじょうげい)です。
室町時代には、薬や化粧品を売る口上芸があったと記録が残っているそうで、少し写真は分りづらいのですが実演販売の原点とも言えますのでいくつかご紹介させて頂きます♪
軒先で、通りがかりのお客さんに何かをお勧めしている様子などが分りますでしょうか。賑やかな雰囲気ですね!
甘酒を道行く人に試飲販売などもしていたそうです。
江戸時代に入るとガマ油が登場し、露天販売では客寄せのために大道芸なども披露していたそうです。
現代でも共通する部分かと思います。まずはお客様の気を引き注目を集め、商品を見て知って頂く技ですね!
ところで、ガマ油はご存知ですか?
世代によっては知らない方もいらっしゃるのではないでしょか。。。
ガマ油とは、ガマカエルの油です。笑
傷薬として用いられていた軟膏で、綱渡りなどの大道芸で客寄せをした後、ガマガエルから油をとる方法をお客様にご説明し、売るための口上を工夫して語っていたそうです。
『サァーサァーお立会い(たちあい)、御用(ごよう)とお急ぎで無い方はゆっくりと聞いておいで~』
時代劇で出てきそうなセリフですね。口上の内容は参考までに下記を参照してみてください(^^)↓ ↓ ↓
http://members.jcom.home.ne.jp/gamaken/koujyoubun3.html
明治時代になるとバナナの叩き売りなどの、露天商が知られるようになったそうです。
バナナの露店販売は馴染みがある方も多いのではないでしょうか?
腹巻が素敵ですね~!!
明治時代にバナナのたたき売りが門司港で発祥され、活動の場は神社の境内などで販売を行う的屋から、実演販売の聖地と呼ばれた秋葉原の屋外販売へと移って行きました。1960~1970年台に秋葉原デパートでの実演販売や百貨店での実演販売が本格化し、1980年からはテレビ通販、ショッピング専門チャンネルなどのテレビ通販でも販促のプロとして活躍していたそうです。もちろん、その商材はバナナだけではありません。
実演販売を行う商品は、各メーカー様からの依頼品や自らがプロデュースしたもの等、幅広いのが特徴で、この実演販売を通して世間に普及した商品もたくさんあります。
- 穴あき包丁
- 布団圧縮袋
- 海外メーカー洗剤
- 洗濯用多機能ハンガー
- 手品
- フライパン
- ジューサー
- 野菜調理器(スライサーやピーラー)
- ハンガーなど収納用品
- マッサージ器
- 掃除機
穴あき包丁は有名ですね。テレビはもちろん、デパートなどでも未だに見かけます。
やはり、実演販売は説得力が違います!!きゅうりやだいこん、かぼちゃなどまで簡単にすーっと切ってしまう所!!切ってみないと分らない。食べてみなきゃ分らない。使ってみないと分らない。そんなお客様の購買心理をよく考えた伝統芸だったのですね。
店頭プロモーションや推奨販売というお仕事は、私達の口上と知識、リアリティさ、ひとつの芸として楽しませるユニークさやパフォーマンスでお客様と商品を繋げる役割を担っているのだと思います。
それでは、また次回(^^)♪
投稿者 株式会社エレメント 中嶌
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