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プロモーションの新しいターゲットカテゴリ「3世代マーケティング」
2014.10.24
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こんにちは、代表の岡本です。
プロモーション企画を立案するうえで、必ず最初に設定するものとして
「そのプロモーションで狙うターゲット(消費者の分類)」があります。
旧来の考え方では、以下のように消費者を分類していました。
性別
これは言わずもがな、男性なのか、女性なのかですね。
年代層
C層
「Children(子ども)」層、~12歳の小さなお子様から小学生まで。
T層
「Teenage(ティーンエイジ)」層、13~19歳の中学生から
大学入学くらいまで。
M1層
「Male(男性)」層のその1、20~34歳の男性。
F1層
「Female(女性)」層のその1、20~34歳の女性。
M2層
「Male(男性)」層のその2、35~49歳の男性。
F2層
「Female(女性)」層のその2、35~49歳の女性。
M3層
「Male(男性)」層のその3、50歳以上の男性。
F3層
「Female(女性)」層のその3、50歳以上の女性。
上記8カテゴリのなかから、その商品やブランドが
狙いたい層を明確にして、プロモーション企画を
立てていく訳です。
これが、近年考え方が変わってきました。
新しいプロモーションのターゲットカテゴリとして
「3世代マーケティング」というものがあります。
これは、消費者をその人単体で見るのではなく、
祖父母とその子世代家族の3世代をそれぞれが
支援を行い合う関係性にある家族として見ることで
消費ニーズを見つけ出し、プロモーション計画を
立てるというものになります。
例えば、祖父母世代に対しては、小さなお子様が
産まれた夫婦に対しての支援として、
「ベビー用品」や「おもちゃ」、「祝い事における食事や施設」などを
アプローチしたり、
その子世代夫婦に対しては、定年後の両親に対する支援として
「住宅」や「旅行」、「高齢な方の生活をサポートする製品」などを
アプローチしたりする考え方です。
これまでの様に、ざっくりと性別・年代でその方の消費意欲を
分類するのではなく、「その方が置かれている生活環境」に
フォーカスすることで、もっと消費者のインサイトに迫ることができます。
私事になりますが、私自身もこの5月に第一子が生まれ、
私と妻もそうですし、それぞれの両親の消費動向が
ガラッと変わりました。
子ども一人が家族に増えるだけで、生活における消費ニーズが
こんなにも違ってくるということを実感しています。
「3世代マーケティング」に限らず、現在はターゲットカテゴリを
様々な考え方で分類することが増えてきています。
プロモーションのターゲット選定のご参考にしていただければ幸いです。
また次回の更新をお楽しみに。
投稿者 株式会社エレメント 岡本
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