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商品イメージを演出するSPツール
2014.06.03
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皆さん
こんにちは、エレメント千田です。
先日展示会に行った際に書かせていただきました内容で「ノベルティを商品が連想されるもの」という観点で文面を記述させていただきました。
今回は少しこの点を掘り下げて、「商品イメージを演出するSPツール」の例について書かせていただければと思います。
先日の展示会に行った際のブログで書かせていただいた際には、例えば「カレーを商品として扱うなら、それを食べるためのスプーン」という例を出させていただきました。
実際の店頭での例、そしてこの演出により、実際に当時過去最高の売上消化率を記録したといわれている例をご紹介させていただきます。
某有名メーカーのバスケットシューズなのですが、商品特徴として「史上最軽量」という事実と性能が最大の売りになっていました。要するに「軽い」という点です。
この「軽さ」を表現するためにとった演出というのが「宙に浮かせる」という方法です。この「宙に浮かせる」ということを、店内で表現するために、「オリジナルバルーン」「ショーケース」という2つのSPツールを活用しました。
①シューズの形をした大きなバルーンを宙に浮かせる
雑貨屋さんなどを中心に天井から何か吊るされている光景というのはみられたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、写真のようにバルーンを吊るしていました。
私自身も実際に店頭で見た光景なのですが、吹き抜けの天井で天井からイラストイメージのように商品の形をしたバルーンが吊るされていました。
吊るしている糸がパッとみた時には、見えないので、「宙に浮いている」ような錯覚をするわけです。
この「宙に浮いている」という点で商品の特徴、売りである、「軽さ」を表現していました。
②ショーケースの中で実物を宙に浮かせる
バルーンと同様の店舗で拝見したのですが、こちらは糸など使わず、本当に宙に浮いている状態です。
透明のショウケースの中をシューズがぐるぐると回っているです。このショウケースには仕掛けがあり、磁石を上下面に仕掛けており、同極から来る電磁波の反発を利用して実現させている演出です。
「宙に浮くほど軽い」というコピーを実演するとともに、「どのような特徴を持った商品なのか」をショウケースを見ることでお客様に伝えることができます。そのため、細かい商品の説明も不要となり、またパンフレットなど細かい文字が多く記載されているものよりも効果的に特徴が捉えられるため、お客様へのわかりやすさとともに、店舗スタッフの方の手を助ける役割も担っています。
実は、こちらの「史上最軽量」という点はプロモーションイベントにもつながり、高さが4mのバスケットゴール(正規のゴールは3m5cm)にダンクシュートをするというアトラクションにもつながりました。
今回、この例を挙げさせていただいた理由としては、過去に私が実際に購入に至ってしまった、という点が大きいです。消費者の立場として、無意識に商品特徴を認識し、イメージしてしまった。このような状態に持っていった、今回の例のSPツールに非常に感銘を受けました。
その商品がイメージできるSPツールも重要ですが、もう一歩先のその商品をイメージさせるための表現ができるSPツールというものも今後ご提案できるよう、精進していければと思います。
ありがとうございました。
投稿者 株式会社エレメント 千田
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